●マスタリング

 

 ミックスダウンを行い、2トラックに仕上がったマスター音源をただ並べてCDに入れても

 格好良いCDにはなりません。

 
 楽曲ごとのサウンドのばらつきがあるからです。

 
 ここではCD制作の最終仕上げのマスタリングを解説します。


 

 
 ・音量の調節

 それぞれにミックスされた楽曲は、一曲づつ音量を調節して一定のヴォリュームで聞けるように

 仕上る事が大切です。

 
 CDを通して聞いたときに音量にバラつきがあっては聞きづらい作品になってしまいます。

 
 CDを通して安定した音量をキープしましょう。


 

 
 ・サウンドバランスの調整

 これは主にイコライザー補正ですが、ミックスの時とは違って2トラックになった状態へ施す

 調整になります。
 
 
 ですのでベースを上げようとすれば、ドラムのキックも一緒に上がってしまいますし、

 シンバルを下げようとすれば、ギターの抜けも悪くなってしまいます。
 
 
 個々の楽器を調節するのではなく、全体的なサウンドとして音を聴くことが大切で、

 どこかの帯域が飛びぬけて大きいとか、小さいとかならないように心掛けましょう。



 
 
 ・コンプレッサー処理

 CDに入る音量レベルはきまっていて、規定以上音が入ると割れてしまいます。
 
 
 ですが楽曲を目立たせたいと思うのが人の心理です。

 
 そこで楽曲が大きく聞こえる様に施されるのがコンプレッサー処理です。

 先にも書きましたが、音量の上限はきまっているのに大きい音に感じさせるには、

 楽曲の小さい部分を上げて、全体的に大きい音の状態をキープするテクニックを使います。

 
 コンプレッサーを使って音の飛びぬけた部分を圧縮し、楽曲全体の音量差を減らし、

 全体のボリュームを限界ぎりぎりまで持ち上げるのです。

 
 一時期音量の詰め込み合戦のようなマスタリングが流行った事もありましたが、

 こうなるとミュージシャンの演奏の起伏が圧縮されてしまい、音楽的につまらないものになって

 しまいます。

 
 最近では大分見直され、曲のダイナミクスを大事にしたマスタリングに見直されているようです。


 

 
 ・曲間調整

 楽曲と楽曲を並べた時に、次の曲が始まるまでの時間を調整します。

 
 バラードの曲の後には余韻を残す為に少し長めに間隔を取ってみたり、
 
 テンポ良く曲をつなげたければ曲間を詰めて直ぐに次の音が飛び出るようにする事も可能です。

 
 ポイントは、CDを通して聞いたときの聞きやすさです。
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